【医科歯科連携の重要性-術前の口腔ケアが術後の合併症を防ぐ-】

医科歯科連携の重要性を説いた記事(週間医学界新聞)を読みました。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03228_02
医科歯科連携の重要性を認識しながら実現できない最大の理由は,病院内に歯科が存在しないことだと主張されています。記事にもあるとおり必然的に院外の歯科医師の協力が必要不可欠となりますね。
 口腔内に問題がある患者ほど手術後の合併症が増加する傾向にあることが報告されており、術前の口腔アセスメントと口腔ケアが重要であると認識されています。
 しかし,開業している歯科医師が実際に地域の病院や介護施設に出向くということには,いくつかの問題点があるとも指摘しています。病院・介護施設の歯科医師による専門的な処置スペースのないこと、診療報酬面が指摘されています。
 また、医師だけではなく口腔内問題に関心を持つ住民が増えることを望んでいます。また,歯科医師が出向くことが困難な病院や介護施設でも歯科医師との連携が今まで以上に深まることを私たちは強く期待しているとまとめられていました。

 

 先日も認知症においても口腔内の状態が影響するという報道を観ました。口腔内の状態の重要さを今日のこの記事においても実感しました。
 この記事の著者の先生が、周知も含めて実践は努力されています。医科歯科を備えた医療機関も少数存在しますが、各独立した医院、歯科医院がお互いに設備においても、診療報酬においても相乗効果が見込めるような制度を造る努力は国や地方公共団体が率先していただきたいと感じました。