ひとやすみ、ひとやすみ[その17]【がん遺伝子治療を学ぶの巻】

【がん遺伝子治療を学ぶの巻】

 

今日は、がん遺伝子治療の記事が目に留まり、注目してみました。これは、正常な細胞を傷つけず、がん細胞のみに限定して制御するように設計されており、副作用がなく体に負担がかからないため、生活の質や、人としての尊厳を保ちながら根治を目指す治療と言えると記事では語られています。


「なんと画期的な治療法でしょう」と思いましたが、残念ながら、がんに対する遺伝子治療は現在臨床研究や治験が盛んにおこなわれていますが、日本で公的な医療保険の認可を受けたものはないとのことです。

 

一定以上の治療効果が既に得られているため、自由診療としては医療現場で応用され出しているそう。
日本でも薬事法改正により、以前と比べて新薬の承認が進みやすい環境が整いつつあるという保険診療への移行の希望の道筋が開かれたような気にもなりますが、ただ、やはり未認可の新しい治療に対する抵抗感や不安感など日本の社会的な空気が、臨床応用を阻んでいる可能性もあると記事では指摘されています。
がん治療薬に限らずどの薬剤でも、公的な許認可を受けるためには、基礎実験、動物試験、健常人を対象とした試験、病人に対する治療効果と安全性を確認する試験、とクリアしなければならないハードルが幾つもあり、それらをクリアした上で大規模な臨床試験を行うことができ、大規模な臨床試験にも相当な年月を要しますが、特にがん治療薬の効果の判定には、他の治療薬に比べてより長い時間を要するので、がん遺伝子治療の許認可にはまだしばらく時間がかかると考えられると締めくくられています。


一大衆人として何ができるのか、まだまだ学ぶことだらけだと感じる今日このごろです。
引用ページ https://medicalnote.jp/contents/160807-003-PV