ひとやすみ、ひとやすみ[その19]【東洋医学の健康診断】

今日は東洋医学の健康診断についての記事に注目しました。

 

近年、現代医療にも積極的に取り入れられ、再評価されつつあるという東洋医学。
健康診断や予防医学という観点から「漢方ドック」なるものがあるのですね。

 

この「漢方ドック」で調べるのは虚実、寒熱、気血水だそう。
「東洋医学では『中庸』、つまり偏りのなさを重視し、『虚実』『寒熱』『気血水』の、それぞれのバランスが崩れた状態を『未病』ととらえる」そうです。

 

ところでこの虚実、寒熱、気血水とはどういうことなのでしょうか。
記事によると、
「虚実」は基本的な体力や病気に対する抵抗力を表す概念で、体力や抵抗力が過剰な状態を「実証」、体力や抵抗力が低い状態を「虚証」というのだそう。
「寒熱」は体の状態を表す考え方で、たとえば手足の冷えや下痢などの症状が見られる状態は「寒証」、のぼせや手足のほてりの症状がある状態を「熱証」ととらえ、顔はほてっているのに足は冷える、といった「寒証」と「熱証」が同時に出る状態を「寒熱錯雑」というそう。
「気血水」は体を構成するもので、「気」は「元気」や「生気」の「気」で、目に見えないエネルギーのこと。「血」は赤色の液体、血液のことで、「水」はリンパ液やだ液などの透明な液体のことだそうです。

東洋医学では、気血水のバランスを診ることによって心身の状態を評価し、7つの状態に分類して診断するとのことです。
望、聞、問、切の「四診」で診断し、検査機器は一切用いない、いずれも医師の五感を使った診察技術であるそうです。
『望』は視覚による診察。たとえば、患者さんの体格や歩き方、顔色や舌診などから、その人の『虚実』や『寒熱』のほか、胃腸機能の良しあしも診ることができ、
「聞」は嗅覚や聴覚を使った診察で、汗や息の臭いが強い場合は「熱証」であることが多く、またお腹のなる音や呼吸音などから、消化器や呼吸器の状態を診断するそう。
「問」は現代医学でも実施される問診のことだが、患者の自覚症状をより重視する東洋医学では、とくに入念に行われ、睡眠状態や食欲、手足やお腹の冷え、女性の場合は月経周期など、全身の状態をうかがうそうです。
患者の体に触れる診察を指す「切」では、脈診と腹診を行い、脈診は手首の動脈に触れて脈の強弱や速さをはかり、腹診は日本の漢方に特徴的な診察方法で、横になった状態でお腹に触れて腹力や腹部大動脈の拍動、圧痛の有無を診るとのこと。

 

「漢方ドック」では、こうした診断で「未病」と診断された患者さんに対して、生活習慣の改善、漢方薬の処方、鍼灸治療などを通して「未病」の状態から正常な状態に体を整えていく提案をしているということです。

なるほど、自分の体質や体の状態を知り、それに適した生活を送ることが病を遠ざける一番の方法なのですね。

 

私も以前に漢方薬を調合していただいて、家でコトコト抽出して飲んでいたこともありました。

なかなかその香りと味になれなくて断念した苦い思い出もありますが、年齢を重ねた今ならまた違った結果が得られるでしょうか。