禁煙外来が浸透した今日この頃、今日は、「減酒外来」の記事に注目しました。
その名の通り『お酒を減らすため』の外来のことで、アルコール依存症の人、そして依存症まで行かないけれど飲み過ぎが気になる人（酒乱などの何らかのアルコール問題を持っている人も含む）を対象にしているとのことです。最終目的は断酒又は減酒で、お酒によるさまざまな問題を解決することを目指していくようです。減酒は、基本的には酒量を自分でコントロールすることが可能な人（連続飲酒と離脱症状がない人）が対象なるようですね。
「新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン」（2018年）では、重度のアルコール依存症の人だけでなく、軽度の依存症の人にも焦点を当てた内容に改訂しており、「アルコール依存症の治療目標は、原則的に断酒の達成とその継続である」としつつも、「飲酒量低減を目標として、うまくいかなければ断酒に切り替える方法もある」、「軽度の依存症で明確な合併症を有しないケースでは、飲酒量低減も目標になりうる」として、減酒という選択肢が推奨事項に盛り込まれているとのことです。
減酒をサポートしてくれる治療があるというのは、心強いですね。健康を保つにも良し、ときに他人に迷惑をかけたりすることを予防することもあるやもしれません。
かくいう私は、歳を重ねるごとに自然にアルコールを受け付けなくなり、同席の皆様には申し訳ないことこの上ないのですが、もっぱらノンアルコールビールで乾杯する日々を過ごしております。
〔参照引用HP〕https://style.nikkei.com/article/DGXMZO46530470V20C19A6000000?channel=DF140920160927&page=3
